着物ズボン 考案者のご紹介
プロフィール
たかの しずか(Shizuka Takano)
静岡県出身 職業:着付師・和裁師
<略歴>
1959年 静岡県で誕生
1978年 来京、陶芸を学ぶ
1980年 二流派の着付技術を習得
1989年 和裁を独学で学び、和装の縫製に関わる
1993年 着物アフターケア、再生などの悉皆業を開始
1998年 着物用モンペ、現在の「kimono zubon」を制作
1999年 着物と作務衣のみの生活を始める
2000年 食事用着物エプロン「和プキン」制作
2003年 オリジナル着物「tan tan kimono 」を制作
2006年 「きものっこ倶楽部」と名づけ、帯留制作を企画
2008年 壬生に移転 きものまわり品を提案、制作
2013年 「作り手43人による 創作帯留展」@高台寺 二寧ギャラリー 開催
2014年 泉涌寺 塔頭 戒光寺にて「創作帯留展」開催
2019年 着物ズボン オンラインショップ開設
「着物ズボン」誕生のきっかけ
着物で生活するのには厄介なことがたくさんありました。交通機関の乗り降りで時間に追われ走り回ることも… 袖口や振りはドアのノブに引っかかりますし、着物の裾はひらひらして歩きやすそうに感じますが、巻き込んで着るために歩幅を狭くして、大きなストレスを感じました。
「着るのを止めればいいのに、なぜか止められないなぜ?」そんな不思議な着物の魅力に引き込まれ、文句いいながらの着物生活が始まったのです。
家で動く分には着物丈を短かくすればよいのですが、自転車での移動時にはやはり袴のようなものが必要になりました。
そこで、野袴やたっつけ袴など色々と作り試しもしましたが、脱着に不便を感じていた上にこれらの紐をトイレに吸い込まれるという有り様…
あれやこれやと試しながらの着物生活、傍から見ると面白いスタイルだったことでしょう。
1998年に襷がけ後ろ姿、着物にクロスした紐からヒントを得て、洗濯や型崩れを気にしない、襞(ひだ)のないズボンを合わせて創り出したものが、本商品(着物ズボン)です。
2000年に立ち上げた和着工房きらりでは「きらりパンツ」として販売、2012年「着物ズボン」 に改名、改良を重ね今のスタイルになりました。
今回、より多くの方に着物ズボンの魅力を知って頂くべく正式にオンラインショップをオープンしました。是非、皆様快適な着物生活をお送り下さいませ。